キトサンの研究はさまざまな分野で生かされておりますが
現代医学をもってしても、満足のいく治療結果を得られずにいるガンに対しても
さまざまな実験データをもとに考えてみたいと思います。
① 細胞のガン化
NK細胞というのは免疫細胞の一種で非常に攻撃力が強く
たいへん重要な役割を果たしています。
人の体内では健康な状態であっても常にガンの芽を作り出しているととも
いわれます。
そのほとんどはガン細胞になることなく死滅してしまいますが、
それはNK細胞がガンの芽を異物と認識し退治してくれているからなんです。
たとえガンの芽がひとつでも生き残ると、やがてがん細胞となり
増殖を繰り返すようになります。
② 増殖
例えば・東北薬科大学・鈴木茂生教授グループがおこなった実験
鳥取大学・平野教授のグループの研究でも、ガンを発生させた複数の
マウスにキトサンを投与したところ、投与していないマウスは死亡したのに
たいし、投与したマウスは腫瘍が急激に縮小したと報告されて
おります。
抗癌剤などはがん細胞を攻撃すると同時に、正常な細胞まで
傷つける恐れがあります。
細胞を殺す働きがないということは、正常な細胞も
傷つける恐れもないということであり、これは副作用がないという
ことでもあるのです。