私たちは健康食品としてカニ殻に注目すると同時に、そこから精製される
キチン・キトサンという物質に、関心をもったはずです。
キトサンといって売られている製品を調べれば調べるほど、精製度や含有量に違いがあることに
気がつきます。
まず最初にキトサン製品を形態上で分類してみましょう。
① キトサンそのものの粉末だけのもの
②粉末にオリゴ糖などをブレンドしたもの
③何らかの栄養素と一緒にカプセル化したもの
④何らかの栄養素と一緒に顆粒状にしたもの
⑤キトサンを(液)ゲル化したもの
などがあります。
カプセルと顆粒、あるいはゲル化したものは、粉末よりも製造コストがかかります。
また精製率が高くなると化学処理の時間や原料の有効利用量などによって
コストが異なってきます。
カプセルの場合は、どのような精製率のキトサンを、どの程度含有して
どのような栄養素と組み合わせているか、が大変重要な課題になってきます。
精製率というのは キチン質からどれだけのキトサンが精製されているか
という割合のことです。
製造現場における精製率の管理は難しく毎回一定の精製率のものを
送りだすことは難しいようです。
それに精製率の測定にもばらつきがあるようです。
このようなことから 精製率も前後という表現をしてます。
一般的に精製度の高いキトサンは カニ殻に含まれるたんぱく質やカルシウムが
完全に除去されているので、魚くさい カニくさいということはありません。
言ってみれば、無味・無臭・無色といってもよいものであります。