免疫学

毒素の働きがなくなる

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日本の北里柴三郎というひとがドイツに行く(1880年代)

彼はやがて結核菌を発見したロベルト・コッホのところで研究をはじめます。

そして破傷風とかジフテリア、毒素を出す細菌の純粋培養に成功するんですが、それが1890年ころです。

 

北里柴三郎が非常におもしろいことを発見する。

ウサギに破傷風ジフテリアの毒素を注射する。

少量ずつ、量が多いと死んでしまいますが、少しずつ注射してると、毒素にたいして抵抗性をもつようになるんですね。

この現象は何だろう????

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北里柴三郎は興味をもちました。

そして途方もない発見にいたるわけです。

なにかというと、どうも毒素を中和するものが血液中にできているというのを見つけたんですね。

「毒素」と「毒素を注射されたうさぎの血液」を混ぜると毒素の働きがなくなる。

アルカリと酸の中和反応みたいだというんで「中和反応」と呼んだんですが、体の中に新しくできたこの物質こそ抗体です。

抗体ができるからこそ免疫になるんです。

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