今や健康食品の中でも人気を誇るキチン・キトサン
その知名度は健康食品の雄といっても過言ではないです。
キチン・(chitin)ですがこれはカニやエビなど甲殻類の甲羅に
含まれる主要な成分で、いわゆる含窒素多糖類と呼ばれるものです。
弱酸やアルカリに強く、石灰を含む度合いで非常に堅いものになります。
1812年フランスの自然歴史学者ブラコノーによって発見され。
1983年にやはりフランスのオジールという科学者によってキチンと
命名されたといわれています。
このキチンは、カニエビの甲羅だけではなく、昆虫の外皮やキノコ類
の細胞壁にも含まれていて、地球上で1年間に生物が生産するキチンの
量はおよそ1000億トンにおよぶといわれているのです。
ところが、キチンは高分子物質であるため分解されにくく
人間にとっては単なるゴミのような存在でしかありませんでした。
日本でもカニ エビの身は食べても、それらの殻は、いつの時代も
始末に困る、やっかいものとして扱われてきました。